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行政書士が全国の自治体への戸籍・住民票・戸籍の附票の郵送請求をサポート

COLUMN

戸籍謄本を郵送で取り寄せると何日かかる?届くまでの期間と急ぐときの対処法

戸籍謄本を郵送で取り寄せると何日かかる?届くまでの期間と急ぐときの対処法

「戸籍謄本を郵送で請求すると何日で届くのか」は、相続や各種名義変更の期限が迫っている方にとって気になるポイントです。ただし、全国一律で「何日以内に届く」と決まっているわけではありません。

郵送請求では、自宅から本籍地の市区町村へ届くまでの日数、市区町村で請求内容を確認して証明書を発行する日数、さらに自宅へ返送されるまでの日数が必要です。書類不備や繁忙期が重なると、想定より長くかかることもあります。ここでは戸籍郵送請求の日数と、急ぐ場合の対処法を行政書士が解説します。

戸籍謄本の郵送は何日かかる?

戸籍謄本の郵送請求に必要な日数は自治体によって異なるため、一律の目安を断定することはできません。自治体の処理状況に加え、普通郵便の配送日数、土日・祝日、年末年始などにも左右されます。

実際に自治体の案内を見ると、守山市は郵便事情などにより書類が手元に届くまで1週間程度かかる場合があると案内しています。一方、広島市は請求が集中している場合、請求書が到着してから証明書を発送するまで2週間程度かかることがあると案内しています。

「1週間で必ず届く」とは限りません

自治体ごとの事務処理日数は異なります。さらに、往信と返信の郵送期間が必要です。提出期限がある戸籍は、必要日から逆算して余裕を持って請求することをおすすめします。

戸籍法第10条第3項

戸籍法では、戸籍に記載されている本人等が戸籍謄本等を請求する場合、郵便その他法務省令で定める方法によって戸籍謄本等の送付を求めることができると定められています。

つまり、戸籍謄本の郵送請求そのものは法律上認められた取得方法です。具体的な請求書、本人確認書類、手数料、送付先などは本籍地の市区町村ごとに確認する必要があります。

e-Gov法令検索「戸籍法」

届くまでに時間がかかる仕組み

郵送請求では、窓口でその場で証明書を受け取る場合と異なり、複数の工程があります。

工程 内容
1.請求書を発送 自宅から本籍地の市区町村へ請求書類を郵送します。
2.自治体へ到着 郵便物が自治体へ到着し、担当部署で受付されます。
3.内容確認 請求権限、本籍、筆頭者、本人確認書類、手数料などが確認されます。
4.戸籍の発行 請求内容に応じて戸籍・除籍・改製原戸籍などが発行されます。
5.自治体から返送 同封した返信用封筒などを使って証明書が発送されます。
6.自宅へ到着 郵便配送を経て請求者へ届きます。

相続で「出生から死亡まで」の戸籍を請求した場合には、単純な現在戸籍1通の請求より確認作業が増える場合があります。過去の戸籍が別の市区町村にある場合は、届いた戸籍から以前の本籍地を確認して次の自治体へ請求する必要もあります。

郵送請求が遅くなる主な原因

戸籍の到着が遅くなりやすい代表的な原因は、単なる郵便日数だけではありません。

原因 対策
請求書の記載漏れ 本籍・筆頭者・必要な戸籍・通数・連絡先を発送前に確認します。
手数料不足 自治体公式サイトで最新の金額と支払方法を確認します。
返信用切手の不足 取得枚数が多くなりそうな場合は自治体の案内を確認します。
本人確認書類の不足 現住所が確認できる書類を準備し、必要に応じて裏面もコピーします。
親族関係を確認できない 請求先自治体で関係を確認できない場合に備え、関係が分かる戸籍等を準備します。
相続戸籍の範囲が不明確 「被相続人の出生から死亡まで」など必要範囲が伝わるよう記載します。
自治体の繁忙期 期限ぎりぎりを避け、早めに請求します。

戸籍法施行規則第11条の2

郵送による戸籍請求では、本人確認書類の写しなどを送付し、その書類等で確認できる現住所を送付先として指定する方法などが定められています。

そのため、郵送請求では単に氏名が分かる書類だけではなく、返送先となる現住所を確認できる本人確認資料が重要になります。

e-Gov法令検索「戸籍法施行規則」

急いで戸籍を取得する方法

往信・返信を速達にする

郵送そのものの日数を短縮したい場合は、速達を利用する方法があります。日本郵便では250gまでの郵便物について、基本料金に300円を加算して速達にできます。

ただし、速達にしても自治体での審査や発行処理が優先されるとは限りません。往復の配送時間を短くする方法として考えましょう。

窓口で取得する

本籍地の市区町村へ行ける場合は、郵送より窓口請求のほうが早く取得できる場合があります。ただし、必要な戸籍が古い場合や大量にある場合には、窓口でも即日交付されないことがあります。

広域交付を利用する

本人、配偶者、父母・祖父母などの直系尊属、子・孫などの直系卑属が一定の戸籍証明書を請求する場合は、本籍地以外の市区町村窓口で広域交付を利用できる場合があります。

広域交付は便利ですが、郵送請求や代理人による請求はできません。また、個人事項証明書など広域交付の対象外となる証明書があります。

コンビニ交付・オンライン申請の有無を確認する

自治体によってはマイナンバーカードを利用したコンビニ交付やオンライン申請に対応しています。ただし、本籍地と住所地が異なる場合の利用登録や、取得できる証明書の種類などに条件があります。利用する自治体の公式案内を確認してください。

郵送請求に必要なもの

細かな取扱いは自治体によって異なりますが、戸籍謄本を郵送請求する場合は一般に次のようなものを準備します。

書類等 確認ポイント
戸籍証明書の請求書 自治体公式様式がある場合はその様式を利用します。
交付手数料 定額小為替等、自治体指定の方法で準備します。
本人確認書類の写し 運転免許証やマイナンバーカードなど、現住所を確認できる書類を準備します。
返信用封筒 住所・氏名を記載し、必要な郵便料金分の切手を貼ります。
委任状 代理人請求で必要となる場合があります。
関係確認資料 請求対象者との親族関係等を請求先で確認できない場合に必要となることがあります。

自治体によって様式や必要書類が異なるため、全国共通の申請書があるわけではありません。必ず本籍地の市区町村公式サイトで最新の様式を確認してください。

戸籍法第10条第1項

戸籍に記載されている本人、その配偶者、直系尊属、直系卑属は、その戸籍の謄本・抄本等を請求できることが定められています。

兄弟姉妹、おじ・おば、知人などであれば常に同じ条件で取得できるという意味ではありません。本人等以外の請求では、戸籍法第10条の2に定める正当な請求理由等が必要となります。

e-Gov法令検索「戸籍法」

行政書士へ戸籍収集を依頼する方法

相続などで複数の市区町村から戸籍を取り寄せる場合は、1回の郵送で完了するとは限りません。最初に取得した戸籍を読み取り、以前の本籍地を確認して次の自治体へ請求する作業を繰り返すことがあります。

行政書士へ依頼すると、依頼者に代わって必要な戸籍を整理し、請求先の確認や郵送請求を進めることができます。仕事などで平日に手続きを進めにくい方や、除籍・改製原戸籍の読み取りが難しい場合にも利用できます。

戸籍法第10条の2第3項

行政書士を含む一定の資格者は、受任している事件または事務に関する業務を遂行するために必要がある場合、必要事項を明らかにしたうえで戸籍謄本等を請求できる旨が定められています。

ただし、資格者であれば無条件に他人の戸籍を取得できるわけではありません。依頼内容、利用目的、請求権限、必要資料等を確認したうえで取り扱います。

e-Gov法令検索「戸籍法」

戸籍取り寄せ代行サービスの料金

サービス 料金
戸籍・住民票・戸籍の附票等 1通取得 11,000円+実費
相続等の戸籍収集一式 33,000円+実費

実費には証明書交付手数料や郵送料等がかかります。第三者請求など、請求権限・利用目的・資料等によっては受任できない場合があります。

料金の詳細を見る 戸籍取り寄せについて相談する

よくある質問

Q1.戸籍謄本を郵送すると1週間で届きますか?

1週間程度で届く場合もありますが、全国一律ではありません。自治体の処理状況や郵便事情、土日・祝日、請求内容によっては2週間以上かかることもあります。

Q2.速達にすればすぐ発行してもらえますか?

速達にすると郵便の配送時間を短縮できますが、自治体内部の審査・発行処理まで優先されるとは限りません。往信と返信の両方を速達にする場合は、それぞれ必要な速達料金を確認してください。

Q3.相続で出生から死亡までの戸籍を郵送すると時間がかかりますか?

現在戸籍1通のみの請求より時間を要する可能性があります。また、過去の本籍地が別の市区町村にある場合は、一つの自治体だけでは出生から死亡までそろわず、複数自治体への請求が必要になることがあります。

Q4.郵送せず近くの市役所で取ることはできますか?

本人、配偶者、直系尊属・直系卑属など一定の要件を満たす場合は、広域交付により本籍地以外の市区町村窓口で戸籍証明書等を取得できる場合があります。ただし、郵送や代理人による広域交付請求はできません。

Q5.行政書士へ頼めば戸籍を全部集めてもらえますか?

相続など受任した事務に必要な戸籍について、行政書士が依頼者に代わって収集できる場合があります。ただし、請求権限、利用目的、必要資料等によっては受任できないケースがあります。

まとめ

戸籍謄本の郵送請求は、全国一律で何日と決まっているわけではありません。往復の郵便日数に加えて自治体での確認・発行期間が必要で、繁忙状況や書類不備によってさらに時間がかかることがあります。

急いでいる場合は、速達、窓口請求、広域交付、自治体が対応している場合のコンビニ交付やオンライン申請などを検討しましょう。相続で複数の戸籍を順番に集める必要がある場合は、行政書士へ戸籍収集を依頼する方法もあります。

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