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COLUMN

戸籍謄本はコンビニでとれる?各コンビニの取得手順を解説

戸籍謄本はコンビニでとれる?各コンビニの取得手順を解説

「戸籍謄本が急に必要になったけれど、市役所へ行く時間がない」という場合、条件を満たしていればセブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなどのコンビニで戸籍謄本を取得できます。
ただし、すべての自治体・すべての戸籍が対象になるわけではありません。また、住所地と本籍地が異なる場合には、事前の利用登録が必要になることがあります。
この記事では、戸籍謄本をコンビニで取得するための条件や必要なもの、各コンビニのマルチコピー機での取得手順、取得できないケースまで行政書士が分かりやすく解説します。

戸籍謄本はコンビニで取得できる?

結論からいうと、本籍地の市区町村がコンビニ交付に対応していれば、戸籍謄本をコンビニで取得できる場合があります。

現在「戸籍謄本」と呼ばれている証明書は、戸籍がコンピュータ化されている場合、正式には戸籍全部事項証明書と呼ばれます。
戸籍抄本に相当するものは「戸籍個人事項証明書」です。

コンビニ交付に対応している自治体であれば、全国の対応コンビニに設置されているマルチコピー機・キオスク端末から取得できます。
本籍地の市区町村にあるコンビニまで行く必要はありません。

重要

「マイナンバーカードを持っていれば、どの戸籍でも必ずコンビニで取れる」というわけではありません。
本籍地の自治体が戸籍証明書のコンビニ交付に対応していることが必要です。

コンビニで戸籍謄本を取得するための条件

戸籍謄本をコンビニで取得するためには、主に次の条件を確認します。

確認事項 内容
本籍地の自治体 戸籍証明書のコンビニ交付サービスに対応していること
本人確認 原則としてマイナンバーカードまたは対応するスマートフォンを利用
暗証番号 マイナンバーカード利用時は、利用者証明用電子証明書の暗証番号などを使用
マルチコピー機 コンビニ交付に対応したキオスク端末・マルチコピー機が設置されていること
住所地と本籍地が異なる場合 本籍地への戸籍証明書交付の利用登録申請が必要

特に見落としやすいのが、「住所地」と「本籍地」は別であるという点です。

例えば大阪市に住んでいて本籍が奈良市にある場合、奈良市が「住所地と本籍地が異なる方への戸籍コンビニ交付」に対応しているかを確認する必要があります。

コンビニで取得できる戸籍の種類

コンビニ交付サービスでは、自治体が対応している場合、主に次の戸籍関係証明書を取得できます。

証明書 一般的な呼び方
戸籍全部事項証明書 戸籍謄本
戸籍個人事項証明書 戸籍抄本
戸籍の附票の写し 戸籍の附票

ただし、実際に取得できる証明書は市区町村ごとに異なります。

除籍・改製原戸籍には注意

コンビニ交付で一般的に案内されている戸籍証明書は、戸籍全部事項証明書・戸籍個人事項証明書です。
相続で必要になる除籍謄本や改製原戸籍については、コンビニでは取得できないケースが多いため、本籍地の市区町村へ窓口・郵送などの取得方法を確認してください。

コンビニへ行く前に準備するもの

コンビニで戸籍謄本を取得するときは、基本的に次のものを準備します。

  • マイナンバーカード
  • 利用者証明用電子証明書などの暗証番号
  • 証明書交付手数料
  • 必要に応じて本籍・筆頭者を確認できる情報

対応する自治体・店舗・端末であれば、スマホ用電子証明書を設定したスマートフォンを利用できる場合もあります。

なお、住民基本台帳カード(住基カード)によるコンビニ交付は2025年12月24日をもって終了しています。
古いサイトやコンビニの案内ページには住基カードの記載が残っている場合があるため注意してください。

戸籍謄本を取得できる主なコンビニ

コンビニ交付に対応するマルチコピー機が設置されている主な店舗には、次のようなものがあります。

店舗 戸籍証明書 本籍地利用登録
セブン‐イレブン 対応 対応
ローソン 対応 対応
ファミリーマート 対応 対応
ミニストップ 対応 対応

このほか、セイコーマート、イオン等、一部のコンビニ・店舗でも利用できます。
ただし、マルチコピー機が設置されていない店舗では利用できません。

セブン‐イレブンで戸籍謄本を取得する手順

セブン‐イレブンでは、店内のマルチコピー機から手続きします。

  1. マルチコピー機のトップ画面で「行政サービス」を選択します。
  2. 「証明書の交付」を選択します。
  3. 「証明書交付サービス」を選択します。
  4. 利用上の同意事項を確認して「同意する」を選択します。
  5. マイナンバーカードまたは利用する対応デバイスを選択します。
  6. マイナンバーカードを所定の読み取り位置へ置きます。
  7. 証明書を交付する市区町村を選択します。
  8. 暗証番号を入力します。
  9. 「戸籍証明書」を選択します。
  10. 戸籍全部事項証明書など、必要な証明書を選択します。
  11. 必要部数を入力します。
  12. 内容を確認して交付手数料を支払います。
  13. 戸籍証明書と領収書を受け取ります。

セブン‐イレブンのポイント

セブン‐イレブン公式では、証明書交付手数料の支払いに電子マネー「nanaco」を利用できることも案内されています。
店舗や端末によって表示方法が多少異なる場合がありますので、画面案内に従って操作してください。

ローソンで戸籍謄本を取得する手順

ローソンでも、マルチコピー機の「行政サービス」から戸籍証明書を取得します。

  1. マルチコピー機から「行政サービス」を選択します。
  2. 証明書交付サービスへ進みます。
  3. マイナンバーカードを端末へセットします。
  4. 暗証番号を入力します。
  5. 画面の案内に従って交付する市区町村を選択します。
  6. 取得する証明書から「戸籍証明書」を選びます。
  7. 戸籍全部事項証明書など必要な種類を選択します。
  8. 必要部数を入力します。
  9. 交付手数料を投入します。
  10. 「スタート」など画面に表示されるボタンを押します。
  11. 印刷された戸籍証明書と領収書を受け取ります。

ローソンでは、本籍地と住所地が異なる場合に必要となる「戸籍証明書交付の利用登録申請」も、対応するマルチコピー機から行うことができます。

ファミリーマートで戸籍謄本を取得する手順

ファミリーマートでも、マルチコピー機から行政サービスを選択して手続きします。

  1. マルチコピー機のメニューから「行政サービス」を選択します。
  2. 証明書交付サービスを選択します。
  3. マイナンバーカードまたは対応スマートフォンを選択します。
  4. カード等を読み取り位置へ置きます。
  5. 証明書を発行する市区町村を選択します。
  6. 暗証番号を入力します。
  7. 証明書一覧から「戸籍証明書」を選択します。
  8. 戸籍全部事項証明書など必要な証明書を選択します。
  9. 必要部数を指定します。
  10. 表示された内容と手数料を確認します。
  11. 料金を支払い、証明書を印刷します。
  12. 戸籍証明書と領収書を忘れずに受け取ります。

ファミリーマートの注意点

マルチコピー機が設置されている店舗が対象です。
駅構内など一部店舗では行政サービスを利用できない場合があります。

ミニストップで戸籍謄本を取得する手順

ミニストップでも、対応するマルチコピー機から戸籍証明書を取得できます。

  1. マルチコピー機で「行政サービス」を選択します。
  2. マイナンバーカードを所定の位置にセットします。
  3. 暗証番号を入力します。
  4. 画面の案内に従って市区町村・証明書を選択します。
  5. 「戸籍証明書」を選択します。
  6. 必要な証明書の種類と部数を選択します。
  7. 料金を投入します。
  8. 「スタート」を押して印刷します。
  9. 戸籍証明書と領収書を受け取ります。

ミニストップ公式でも、戸籍全部事項証明書・個人事項証明書などの戸籍証明書について案内されています。

住所地と本籍地が違う場合は事前登録が必要

コンビニで戸籍を取得する際に最も注意したいのが、現在住んでいる市区町村と本籍地の市区町村が違う場合です。

例えば、現在は東京都に住んでいるものの本籍は大阪市という場合、本籍地である大阪市が本籍地証明書のコンビニ交付に対応していれば利用できます。

ただし、取得前に本籍地の市区町村へ「戸籍証明書交付の利用登録申請」を行い、登録完了となっている必要があります。

利用登録申請の流れ

  1. 本籍地の市区町村が「戸籍(本籍地)」のコンビニ交付に対応しているか確認します。
  2. コンビニ等のキオスク端末または対応するインターネット申請から利用登録を申請します。
  3. 申請時に発行される申請番号を控えます。
  4. 登録状況確認サイトで処理状況を確認します。
  5. 「利用登録完了」になった後、コンビニで戸籍を取得します。

スマートフォンだけでは利用登録申請できない点に注意

本籍地と住所地が異なる場合の最初の利用登録申請にはマイナンバーカードが必要です。
スマホ用電子証明書を搭載したスマートフォンだけでは、本籍地への利用登録申請はできません。

利用できる時間と手数料

利用時間

コンビニ交付サービスの基本的な利用時間は、午前6時30分から午後11時までです。

ただし、市区町村によって利用時間が異なる場合や、システムメンテナンスなどによって一時的に利用できない場合があります。

手数料

戸籍謄本の交付手数料は全国一律ではなく、本籍地の市区町村が定めた金額となります。

自治体によっては、市役所窓口よりコンビニ交付の手数料を安く設定している場合もあります。
取得前に本籍地の市区町村公式サイトで確認してください。

スマートフォンでも戸籍謄本を取得できる?

現在は、対応している市区町村・店舗・端末であれば、スマホ用電子証明書を搭載したスマートフォンを利用してコンビニ交付を利用できる場合があります。

Androidだけでなく、対応するiPhoneでもコンビニ交付を利用できる仕組みが整備されています。

ただし、次の3点すべてが対応している必要があります。

  • 利用する市区町村がスマートフォン利用に対応している
  • 利用するコンビニの端末がスマートフォンに対応している
  • スマートフォン側で必要なマイナンバーカード機能を設定している

確実に利用したい場合は、マイナンバーカード本体を持参すると分かりやすいでしょう。

コンビニで戸籍を取得できない主なケース

次のような場合は、コンビニで戸籍を取得できない可能性があります。

  • 本籍地の市区町村が戸籍のコンビニ交付に対応していない
  • 本籍地と住所地が異なるのに利用登録が完了していない
  • マイナンバーカードの電子証明書が失効している
  • 暗証番号がロックされている
  • 対象外の戸籍・証明書を取得しようとしている
  • 除籍謄本や改製原戸籍など過去の戸籍が必要
  • 婚姻・離婚・出生などの届出直後で戸籍への記載処理が完了していない
  • システムメンテナンス時間中
  • コンビニ交付に対応するマルチコピー機がない店舗

「コンビニで表示されない=戸籍が存在しない」ということではありません。
必要な戸籍が表示されない場合は、本籍地の市区町村へ確認してください。

相続で戸籍を集める場合はコンビニだけでは足りないことも

相続手続きでは、亡くなった方の現在戸籍だけでなく、出生から死亡まで連続した戸籍を求められることがあります。

この場合、現在の戸籍全部事項証明書だけでは足りず、除籍謄本、改製原戸籍など複数の戸籍を取得しなければならないケースがあります。

さらに、結婚・転籍などによって本籍地が複数の市区町村に移っている場合、それぞれの自治体から戸籍を取り寄せる必要があります。

相続戸籍はコンビニ交付だけで完結しないケースがあります

「亡くなった父の出生から死亡まで」「相続人全員を確定するための戸籍一式」などの場合は、市区町村への郵送請求や窓口請求を組み合わせる必要があります。

このような複数の戸籍収集については、請求権限や利用目的等を確認したうえで、行政書士が依頼者に代わって戸籍を取り寄せることもできます。

戸籍の取り寄せを行政書士へ依頼する方法

コンビニ交付は非常に便利ですが、「どの戸籍を取ればよいのか分からない」「除籍・改製原戸籍が必要」「複数の自治体へ請求しなければならない」というケースでは、郵送請求等が必要になります。

当事務所では、戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍、戸籍の附票、住民票などの取り寄せ代行に対応しています。

戸籍・住民票等の取り寄せ代行料金

戸籍・住民票・戸籍の附票等 1通取得 11,000円+実費
相続等の戸籍収集一式 33,000円+実費

実費には、自治体へ支払う証明書交付手数料、定額小為替発行料金、郵送料等が含まれます。

第三者の戸籍について

行政書士であれば、どのような戸籍でも自由に取得できるわけではありません。
第三者請求その他の戸籍取得については、請求権限、利用目的、疎明資料などを確認する必要があり、内容によっては受任できない場合があります。

戸籍謄本のコンビニ取得に関するよくある質問

Q1. 戸籍謄本は本当にコンビニで取れますか?

はい。本籍地の市区町村が戸籍証明書のコンビニ交付に対応していれば、マイナンバーカード等を使用して取得できます。

Q2. どこのコンビニでも取得できますか?

全国の対応店舗で取得できます。ただし、コンビニ交付対応のマルチコピー機が設置されていない店舗では利用できません。

Q3. セブン‐イレブンで戸籍謄本を取れますか?

はい。対応する自治体であれば、セブン‐イレブンのマルチコピー機にある「行政サービス」から取得できます。

Q4. ローソンでも取得できますか?

はい。対応するローソンのマルチコピー機から戸籍証明書を取得できます。

Q5. ファミリーマートでも戸籍謄本を取得できますか?

はい。行政サービス対応のマルチコピー機が設置されている店舗で利用できます。

Q6. ミニストップでも取得できますか?

はい。対応する自治体・店舗であれば、マルチコピー機から戸籍全部事項証明書などを取得できます。

Q7. 本籍地とは違う県のコンビニでも取れますか?

はい。本籍地がコンビニ交付に対応していれば、全国の対応店舗から取得できます。本籍地と住所地が異なる場合は事前の利用登録が必要です。

Q8. マイナンバーカードがなくても取れますか?

コンビニ交付ではマイナンバーカードまたは対応するスマートフォン等を利用します。住基カードによるコンビニ交付は2025年12月24日で終了しています。

Q9. マイナンバーカードの暗証番号を忘れた場合は?

暗証番号による本人確認が必要となるため、そのままでは取得できません。暗証番号の再設定等の手続きが必要になります。

Q10. 除籍謄本もコンビニで取れますか?

コンビニ交付で案内されている主な戸籍証明書は戸籍全部事項証明書・個人事項証明書です。除籍・改製原戸籍が必要な場合は、本籍地の自治体へ窓口・郵送等の請求方法を確認してください。

Q11. コンビニで出生から死亡までの戸籍を全部取れますか?

現在戸籍だけでは出生までさかのぼれないケースが多くあります。除籍や改製原戸籍が必要になるため、相続等ではコンビニ交付だけで戸籍収集が完了しないことがあります。

Q12. 何時まで戸籍謄本を取得できますか?

コンビニ交付の基本的な利用時間は午前6時30分から午後11時までです。ただし、市区町村の設定やシステムメンテナンス等によって利用できない時間があります。

まとめ

戸籍謄本は、本籍地の市区町村がコンビニ交付に対応していれば、セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなどの対応店舗で取得できます。

基本的な操作は、マルチコピー機の「行政サービス」から証明書交付サービスへ進み、マイナンバーカード等を読み取らせて暗証番号を入力し、「戸籍証明書」を選択する流れです。

住所地と本籍地が異なる場合は、本籍地が対応しているかを確認したうえで、事前の利用登録申請が必要になります。

また、相続で出生から死亡までの戸籍が必要な場合は、除籍謄本や改製原戸籍などが必要となり、コンビニ交付だけでは完結しない場合があります。
そのような場合は、本籍地への郵送請求を行うか、行政書士へ戸籍収集を依頼する方法もあります。

コンビニ交付の対象証明書、利用時間、手数料、スマートフォン対応状況などは自治体によって異なるため、実際に取得する際は本籍地の市区町村及びコンビニ交付公式サイトの最新情報を確認してください。

公式情報・参考サイト

情報確認日:2026-09-22

コンビニ交付の対応状況、取得できる証明書の種類、利用時間、手数料などは、市区町村や店舗によって異なり、変更される場合があります。
実際に利用する前に、コンビニ交付公式サイトまたは各市区町村・コンビニ事業者の公式サイトで最新情報をご確認ください。