戸籍は、戸籍法の改正により明治19年、大正4年、昭和23年、平成4年に改正されてきました。改正により戸籍は新しいものへと、作り直され現在では、戸籍はコンピュータによって保管されています。
相続で必要な戸籍は、被相続人の出生から死亡までの戸籍が必要なので、明治、大正時代に作成された改製原戸籍謄本と言われる古い戸籍を読み解かなければなりません。
古い戸籍はなぜ読みにくいのか?
使われている字体が古い

古い戸籍の解読が難しいと言われる一番の原因は、間違いなくこれらの戸籍に使用されている字体や漢字が現代に使われているものと違うからでしょう。
また、現代の戸籍はコンピュータによって管理されているため文字がはっきりと確認できますが、昔の戸籍は自筆によって内容が記載されていたので、その方の書き方の癖などが理由で読みにくい場合もあります。
原本をコピーするので文字がかすれる

上述した通り、現代の戸籍はコンピューターによって管理されているので、戸籍謄本を取得するときも字がかすんだりすることは、ほとんどありません。しかし、古い戸籍(改製原戸籍謄本等)の場合は手書きの戸籍の原本を謄写するので、文字がかすれた状態で戸籍が出てくることが、しばしあります。
記載が縦書きである

就職したり、パスポートを取得するときに現在の戸籍を要求されるかと思うので、自分自身で戸籍を取った経験がある方は少なくはないと思います。これらの手続で必要な戸籍のほとんどは、戸籍中の記載内容が横書きで書かれているかと思います。しかし、古い戸籍は記載内容が縦書きで書かれているので、一般的にあまり見慣れないタイプなので解読が難しいと言われます。
古い戸籍の読み方は裏技を使う!
古い戸籍を解読するためには、旧字を特定し辞書やネットで検索して調べるといった方法しかありません。ただしこれらの手段によって解読を試みても、必ずどうしても解読できないケースというのは出てきます。
そういう時には “その読めない戸籍を取得した役場の戸籍担当に聞いてみる”これに限ります。
いやいや、そうしないようにここで検索して調べているのに。。そう思った方は、ネットや辞典で旧字体の読み方を一から調べてみるしか方法は無いです。ただこの方法では相当な時間と労力を使います。目的は戸籍の解読なのに旧字を一語一語調べていたら、途中で面倒になって匙を投げてしまうリスクは非常に高いです。
戸籍担当に聞くメリット
- 普段から戸籍に触れることが多いので、旧字を読み慣れている
- その地域の土地勘があるので、住所の表記についても詳しい可能性が高い
市区町村役場の戸籍担当係はその名の通り、戸籍の取り扱いのプロです。「餅は餅屋」ということわざもあるくらいですから、難しい戸籍の解読はプロに任せてしまえばいいのです。
もちろん自分で一から戸籍を解読してこそ達成感がある!とお考えの方もいらっしゃると思うので、こういった方の考えを否定しているつもりは一切ございません。
役場が遠方の場合
戸籍の取得した役所が、遠方にある場合には無理して来所して質問する必要はないでしょう。そういう場合には、平日に電話で質問するといいでしょう。取得した改製原戸籍謄本は原本ではないので、役所でも確認しながら解説してもらうことができます。
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