
渋谷区に本籍がある方は、戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)や戸籍個人事項証明書(戸籍抄本)、除籍謄本、改製原戸籍、戸籍の附票などを郵送で請求できます。現在の住所が渋谷区外であっても、必要な戸籍の本籍が渋谷区にあれば郵送請求が可能です。
一方、郵送請求では、請求書だけでなく、本人確認書類、手数料、返信用封筒などをそろえる必要があります。相続手続のために出生から死亡までの戸籍を集める場合は、1通だけでは足りず、複数の除籍・改製原戸籍が必要になることもあります。
この記事では、2026年10月時点の渋谷区公式情報をもとに、郵送先、必要書類、手数料、請求書の入手方法、行政書士へ戸籍収集を依頼する場合のポイントを整理します。
目次
渋谷区の戸籍郵送請求を先に確認
渋谷区へ郵送請求する場合の基本事項をまとめると、次のとおりです。
| 対象 | 原則として渋谷区に本籍がある戸籍 |
|---|---|
| 戸籍謄本・抄本 | 1通450円 |
| 除籍謄本・抄本 | 1通750円 |
| 改製原戸籍 | 1通750円 |
| 戸籍の附票 | 1通300円 |
| 主な必要書類 | 請求書、手数料、返信用封筒、本人確認書類の写し等 |
| 郵送先 | 〒150-8010(住所不要) 渋谷区役所住民戸籍課郵送担当 |
| 所要期間の目安 | 渋谷区は郵送の場合、おおむね10日程度と案内 |
本籍地を確認してください
住所が渋谷区であることではなく、「必要な戸籍の本籍が渋谷区にあるか」が重要です。本籍が別の市区町村にある場合は、原則としてその本籍地の自治体へ郵送請求します。転籍や婚姻などで過去の本籍が別の自治体にある場合、相続用の戸籍収集では複数自治体への請求が必要になることがあります。
郵送請求に必要な書類
渋谷区が案内している一般的な郵送請求では、次の書類を準備します。
請求書
本籍、筆頭者、必要な方の氏名、必要な証明書の種類と通数、請求者の住所・氏名・連絡先などを記載します。相続など特定の目的で使用する場合は、使用目的や必要な範囲も具体的に書いておくと確認が進みやすくなります。
本人確認書類の写し
請求者本人と住所を確認できる書類の写しを同封します。運転免許証など、現在の氏名・住所を確認できるものを準備してください。本人確認書類の種類によって取扱いが異なることがあるため、判断に迷う場合は発送前に渋谷区へ確認すると安心です。
返信用封筒
返信用封筒には請求者の住所と氏名を記載し、必要な郵便料金分の切手を貼ります。渋谷区では、証明書の送付先は請求者の住民登録地と案内されています。
親族関係を確認する戸籍や委任状
必要な戸籍に記載されている本人のほか、配偶者や直系親族が請求できる場合があります。ただし、渋谷区側で親族関係を確認できない場合は、その関係が分かる戸籍謄本等を求められることがあります。
また、該当する請求権者以外の代理人が請求する場合は、委任状が必要になることがあります。別戸籍となっている兄弟姉妹などは、直系親族とは取扱いが異なるため注意が必要です。
戸籍の手数料と支払方法
主な戸籍証明書の手数料は次のとおりです。
| 証明書 | 1通あたりの手数料 |
|---|---|
| 戸籍全部事項証明書(戸籍謄本) | 450円 |
| 戸籍個人事項証明書(戸籍抄本) | 450円 |
| 除籍謄本・抄本 | 750円 |
| 改製原戸籍謄本・抄本 | 750円 |
| 戸籍の附票 | 300円 |
郵送請求の手数料は、定額小為替証書のほか、渋谷区が案内するキャッシュレス決済を利用できる場合があります。定額小為替を利用する場合は、発行から6か月以内のものを用意し、できるだけおつりが生じない金額にします。
相続用の戸籍は必要通数を事前に確定できない場合があります
出生から死亡までの戸籍をたどると、現在戸籍だけでなく除籍や複数の改製原戸籍が存在することがあります。そのため、最初から手数料総額を正確に把握できない場合があります。
渋谷区の戸籍の郵送先
〒150-8010(住所不要)
渋谷区役所 住民戸籍課 郵送担当
郵送の場合、渋谷区はおおむね10日程度かかると案内しています。これは役所内の処理だけでなく往復の郵送期間も関係するため、提出期限がある場合は早めに準備してください。
公式の郵送請求書をダウンロード
渋谷区は「戸籍謄・抄本等請求書」をPDFで公開しています。自宅等で印刷して記入できます。
相続で戸籍を集めるときの注意点
相続では、亡くなった方の死亡記載がある戸籍だけでなく、出生から死亡まで連続する戸籍を求められることがあります。
戸籍は婚姻、転籍、法令による改製などによって新しく編製されるため、1つの自治体へ1回請求するだけで出生までさかのぼれるとは限りません。取得した戸籍を確認し、その前の本籍地が別の自治体であれば、さらにその自治体へ請求する流れになります。
市町村合併・旧本籍地にも注意
古い戸籍では、現在とは異なる自治体名や旧地名が記載されていることがあります。市町村合併等により戸籍の保管自治体が変わっているケースもあるため、判断できない場合は現在の自治体へ確認してください。
行政書士による戸籍取り寄せ代行
仕事や遠方居住などで郵送請求の準備が難しい場合や、相続のため複数の戸籍を順番に集める必要がある場合は、行政書士へ戸籍収集を依頼する方法があります。
当サービスでは、依頼内容と請求権限を確認したうえで、依頼者に代わって必要な戸籍の取り寄せ手続を進めます。戸籍を取得した後、さらに前の本籍地が判明した場合も、必要な範囲を確認しながら収集を進めることができます。
戸籍取り寄せ代行の料金
| 戸籍等1通の取り寄せ | 11,000円+実費 |
|---|---|
| 相続等の戸籍収集一式 | 33,000円+実費 |
実費には自治体へ支払う証明書手数料、郵送料等が含まれます。請求権限、利用目的、必要資料等によっては、第三者請求その他のご依頼を受任できない場合があります。
よくある質問
Q.渋谷区に住んでいれば渋谷区へ戸籍を郵送請求できますか?
郵送請求では住所ではなく本籍地の確認が重要です。必要な戸籍の本籍が渋谷区にある場合は渋谷区へ請求します。本籍が他の市区町村にある場合は、原則としてその本籍地へ請求します。
Q.戸籍謄本1通の手数料はいくらですか?
渋谷区の戸籍全部事項証明書・個人事項証明書は1通450円です。除籍や改製原戸籍は1通750円です。
Q.相続で出生から死亡までの戸籍をまとめて請求できますか?
請求書に相続で使用することや必要な範囲を具体的に記載して請求できます。ただし、過去の本籍が別自治体に移っている場合、その自治体が保管している戸籍は別途請求する必要があります。
Q.行政書士に郵送請求を任せることはできますか?
請求権限や利用目的等を確認したうえで、行政書士が依頼者に代わって戸籍収集を進められる場合があります。第三者請求など、事情によっては受任できない場合があります。
まとめ
渋谷区に本籍がある戸籍は、請求書、本人確認書類、手数料、返信用封筒などを準備して郵送請求できます。戸籍謄本・抄本は1通450円、除籍・改製原戸籍は1通750円が基本です。
相続では複数の戸籍や複数自治体への請求が必要になることがあります。自分で順番に請求することが難しい場合は、戸籍取り寄せ代行を利用する方法もあります。
